必ず大腸内視鏡検査(二次精査)を受けましょう
便潜血検査が陽性となった場合は、必ず大腸内視鏡検査(大腸カメラ)による二次精査を受けてください。
この検査によって、以下のような疾患の有無を確認することができます。
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 潰瘍
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
- 痔 など
特に大腸ポリープや早期の大腸がんは、自覚症状がないまま進行することが多いため、内視鏡検査による早期発見・早期治療が極めて重要です。
発見された病変が早期のものであれば、内視鏡的に根治的切除が可能なケースも多く、治療の負担も軽減されます。
便潜血陽性の方から大腸ポリープが発見される確率は20〜50%程度とされており、当院では約55%の方にポリープが見つかっています。また、**大腸がんが見つかる確率は約2~3%**とされています。
当院では、無送気浸水下軸保持短縮法という苦痛の少ない挿入法で検査を行っていますが、さらに鎮静剤(麻酔)を使用した苦痛を極力抑えた大腸内視鏡検査を実施しており、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医が全例検査を担当いたします。安心してご受診ください。