10月16日は午前診で終了し、午後は休診いたします。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
10月16日は午前診で終了し、午後は休診いたします。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
食道がんになりやすい方(高リスク群)の方は定期内視鏡検査(年1回)をお勧めします。
●喫煙習慣 ●お酒を飲むと顔が赤くなりやすい方 ●50歳以上の男性 ●頭頚部のがんを発症したことがある方
●バレット食道や食道アカラシアの診断をされた方
進行スピードが速く、転移も多いため、早期発見・早期治療に努めることが重要です。進行すると胸の痛みや違和感、食べ物のつかえ感などの症状が現れます。
通常の内視鏡観察に加えて、Narrow Band Imaging(NBI)やBlue LASER Imaging (BLI) などの狭帯域光観察を併用すると、病変の領域が明瞭となり発見に役立ちます。当院ではズーム倍率の高い内視鏡も導入し、早期発見、早期治療に努めます。
血圧が、慢性的に高くなる状態です。
くり返しの測定で診察室血圧で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。
動脈硬化を進行させてしまうため、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクも高くなります。
原因
生活習慣病として起こる高血圧は、食塩の過剰摂取や肥満などによって起こります。
予防
高血圧の予防に欠かせないのは、食塩摂取量の制限です。食塩摂取の目標は、「健康日本21(第二次)」の目標値では8g未満、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の目標量では、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています。また、日本高血圧学会は、高血圧患者における減塩目標を1日6g未満にすることを強く推奨しています。
症状
発症しても、自覚症状は乏しい傾向にあります。
治療
減塩食による食事療法、、メタボリックシンドロームよって高血圧になっている場合は、運動療法で減量を行います。
節酒または禁酒、禁煙指導も行います。
それらを行っても血圧の下がり具合が不十分な場合には、薬物療法を行います。
厚生労働省の指定難病に一つで消化管の何処にでも病変を形成する可能性があり、特に小腸と大腸に縦走する潰瘍やびらんが生じる疾患です。炎症をおこす範囲によって小腸型、小腸大腸型、大腸型と分けられています。好発年齢は男性20~24歳、女性15~19歳と若年発症が多い疾患です。原因が特定されてはいませんが、少しずつ明らかになってきており、遺伝的要素に食事や腸内細菌などの環境因子が加わり免疫反応が過剰に働いてしまい、腸の壁に障害(炎症)を与えてしまうことが考えられています。
腹痛、下痢、体重減少、発熱、肛門病変などがよくみられる症状です。腸閉塞、腸穿孔、大出血で発症することもあります。腸管外合併症として貧血、末梢関節痛炎、強直性脊椎炎、口腔内アフタ、皮膚症状(結節性紅斑、壊疽性膿皮症など)、虹彩炎、成長障害などがあります。
クローン病治療の目的は腸管の炎症を落ち着かせ寛解状態を継続していくことです。このような寛解導入や寛解維持には、大きく分けて栄養療法と薬物療法に分けられます。
栄養療法(経腸栄養療法又は完全静脈栄養)による腸管安静や、高カロリー・低脂肪食・低残渣食が基本です。
薬物療法としては軽症例では5-ASA製剤(メサラジン)、また、中等症以上では副腎皮質ステロイド剤が用いられます。難治例では生物学的製剤が使用されます。抗生剤投与や血球成分除去療法が行われることもあります。
また、腸閉塞、腸穿孔、大出血等を来した場合には手術を検討することもあります。
厚生労働省の指定難病に一つで、大腸の粘膜が慢性的な炎症を起こし、潰瘍やびらんなどが生じる疾患です。炎症は直腸から連続的に口側に広がる性質があり、病変の広がりによって「直腸炎型」、「左側結腸炎型」、「全結腸炎型」の3つに分類されます。好発年齢は20〜30代ですが、どの年代でも起こりえます。
原因はいまだによく分かっていませんが、遺伝や腸内細菌、免疫異常、食習慣などが関与していると考えられています。
症状
主に、血便、粘血便、下痢、あるいは血性下痢、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少、貧血など。さらに関節炎、虹彩炎、膵炎、皮膚症状(結節性紅斑、壊疽性膿皮症など)などの腸管外合併症を伴うこともあります。
治療法
重症例や、ある程度の全身障害を伴う中等症例に対しては、重症例では入院の上、脱水、電解質異常(特に低カリウム血症)、貧血、栄養障害などの治療を並行して行います。治療の中心は、まず5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤とステロイド製剤になります。また炎症が直腸やS状結腸が中心の場合には注腸療法や坐薬を用いることもあります。再燃をする場合や、5-ASA/ステロイド療法にて効果が認められない場合には、免疫調整剤、血球成分吸着・除去療法、生物学的製剤(インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブ、ベドリズマブ、ウステキヌマブ)、トファシチニブ、タクロリムスの投与が行われます。内科的治療に反応せず改善がみられない、あるいは症状の増悪がみられる場合には手術を検討することもあります。
腸に器質的異常(炎症やポリープなどの疾患)がないのに、慢性的に腹痛をともなう下痢あるいは便秘が起こり、排便すると痛みが軽くなるのが特徴的な疾患です。
ストレスにともなう自律神経の異常によって、腸のぜん動運動に障害をきたすことで起こります。ストレスの多い現代社会に急増しており、定期的にひどい便秘に悩まされたり、緊張するとお腹を下す方も多く、通勤の途中でお腹が痛くなって電車を降りたり、お腹の調子が気になって外出できなくなるなど生活に支障をきたしているケースも少なくありません。
下記の症状に当てはまる場合、ご相談ください
・お腹の痛みは排便するとやわらぐ
・腹痛があって水のような下痢を起こすことがある
・腹痛があって、強くいきまないと出ないような便秘をすることがよくある
・1日3回以上下痢を起こすことがよくある
・週に3回以下しか便が出ないことがよくある
・下痢と便秘を繰り返すことがよくある
・緊張したり、不安を感じるとお腹が痛くなることが多い
・お腹が張っていることが多い
・便をした後に、便が残っている感じがする
・出勤時に限ってお腹の調子が悪くなる
大腸の器質的異常の有無を確認し、生活習慣(食習慣や睡眠などのライフスタイル)の乱れや、精神的なストレスなどで症状が悪くなることが多いため、まずは生活習慣の改善やストレスの軽減を図ります。また、症状のタイプ(病型)に合わせて薬物治療を行っていきます。
体外に排出すべき糞便を、十分量かつ快適に排出できない状態が慢性的に続くことです。
令和元年の国民生活基礎調査によれば、日本人で便秘に悩まされている方の割合は男性25.4%、女性43.7%です。 全体では圧倒的に女性が多いですが、65歳以降は男女ともに増加しており、男性で64.1%、女性で72.3%の方が便秘に悩まされています。
便秘の種類には機能性便秘、器質性便秘、薬剤性便秘と大きく分けることができます。
さらに細かい分類もありますが、便秘にお困りの場合は、個々にあった生活習慣の改善(食事と運動)のアドバイスや、薬剤の調整をする必要があります。
特に自己判断で刺激性下剤を連用されている場合は、逆に便通異常をきたしているケースもあります。
消化器専門医にご相談ください。
大腸ポリープの発症には生活習慣、特に「食の欧米化」が大きく関与していると言われています。大腸がんの項目でも記載しておりますが、脂肪分の多い肉類や加工肉の摂取、喫煙・飲酒、肥満、食物繊維の摂取量の減少はリスクを高めます。
症状
大腸ポリープによる症状はほとんどありません。大腸がん検診の便潜血陽性になり、大腸カメラを受けた際に見つかることが多いです。
検査及び治療
大腸カメラでは小さなポリープや平坦な病変でも発見することが可能で、特殊光観察、拡大観察することで、今後、大腸がんになるリスクのあるポリープか否かを診断して、治療の必要なポリープを全て切除しておくことで、大腸がんの発生率や死亡率を大きく減らせることがわかっています。
当院では日帰りポリープ切除を実施しております。20㎜を超えるような大きなポリープや内視鏡治療適応外の病変については連携する高次医療機関へご紹介します。
大腸がんの患者数は近年増加傾向にあります。現在、がんで亡くなられる女性の死亡原因でもっとも多いのが大腸がんで、男性の場合も死亡原因の第2位を占めています。
大腸がんの発症には生活習慣、特に「食の欧米化」が大きく関与していると言われています。脂肪分の多い肉類や加工肉の摂取、喫煙・飲酒、肥満、食物繊維の摂取量の減少は大腸がんのリスクを高めます。
症状
早期の大腸がんは、自覚症状がほとんど現れません。早期がんから進行がんへ進行しても、なかなか症状が現れないため、自覚症状が現れた時には、進行がんになっている可能性があります。
大腸がんを早く見つけ出すには、気になる自覚症状がない段階から大腸がん検診(便潜血検査)を受ける必要があります。
大腸がんは早期がんのうちに見つかった場合、100%に近い確率で完治する予後が比較的良好ながんです。
便潜血検査で陽性反応が出た方は、放っておかずに精密検査を受けましょう。
・便の通りが悪くなり、便秘になる
・便が細くなる
・血便
・便が残る感じ
・貧血
・体重が減る
上記のような症状がある場合はご相談ください。
2021年の統計によると、日本ではがんの死亡数において、男性では3位、女性では5位と比較的多い割合を占めています。
しかし、胃がんは早期発見できれば、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という内視鏡(胃カメラ)を使った、お腹を切らない、低侵襲な治療で完治できることも多くなっており、定期的に内視鏡検査を受けて早期発見することが重要です。
当院の医師は、多数の胃がん診断・治療を行ってきた経験を生かし、最新の特殊光観察と拡大観察が可能な内視鏡を用い、「微少ながんも見逃さない」診療を心がけています。
また、胃がんが生じる主な原因は、ピロリ菌の感染によるものです。ピロリ感染胃炎でも説明していますが、慢性的に胃炎が起こることで、胃がん発生リスクが上昇します。しかし、ピロリ菌の除菌により胃がんのリスクを減らすことができます。
当院ではヘリコバクター・ピロリ学会認定のH.pylori(ピロリ菌)感染症認定医が診断・治療の対応をいたします。
除菌後も発がんのリスクは残ります。その一方で、早期発見・早期治療で完治できるがんでもあります。
40歳を過ぎた方は、定期的に胃カメラ検査を受けて胃がんの早期発見・治療に努めていきましょう。
ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)が胃に感染すると胃炎を引き起こすことが確認されていますが、ほとんどの人には症状がありません。感染の多くは幼少期で長年感染による炎症が続くと、胃粘膜の胃酸などを分泌する組織が弱りった状態(萎縮性胃炎)になります。また、胃潰瘍や胃がんが発生しやすい環境が形成されます。
胃カメラ(内視鏡)を受けた場合、ピロリ菌が感染しているかどうか、専門医であれば高い精度で診断が可能です。
ピロリ菌が感染している場合は、「ピロリ菌の除菌療法」を行うことで胃潰瘍や胃がんのリスクを抑制できると言われています。
症状がなくとも自分の胃が「健康かどうか」について、気軽にご相談ください。
機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどの症状が続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても異常がみつからない病気です。
症状はあるのに検査を受けて「特に異常ありません」と言われ、もっと心配されて受診される方もいらっしゃいます。
主な症状は「食後のもたれ感」「少し食べるだけでお腹一杯になる」「みぞおちのあたりの痛み」「胸焼け」や「吐き気、げっぷ」など非常に多彩です。ご本人にとって多くの症状はとてもつらく、生活の質を大きく低下させてしまいます。
胃は食べ物が入ってくると広がって(適応性弛緩)食べものをためて、十二指腸へ送り出す運動機能(胃排出能)という機能があります。これらに何らかの原因(ストレスや過食・不規則な食生活、喫煙、過度なアルコールなど)で異常が生じて、症状が引き起こされると考えられています。また胃酸や高脂肪食、ピロリ菌感染、胃腸炎などの炎症によって、十二指腸や食道の知覚過敏や運動障害が悪化することも原因の一つといわれています。
適応性弛緩が中心に異常が生じた場合、「少し食べるだけでお腹一杯になる(早期飽満感)」が出現しやすくなります。一方、胃排出能が異常を生じると、食後のもたれ感」などが出現します。また知覚過敏によって、みぞおちの痛み(心窩部痛)やみぞおちの焼ける感じ(心窩部灼熱感)が起こります。
機能性ディスペプシアの診断は、他の病気(胃十二指腸潰瘍・胃がんなど胃の器質性疾患や、胃の周辺臓器の悪性腫瘍[膵・胆嚢・大腸など])がないことを検査で確認することが必要です。
胃酸分泌抑制剤(プロトンポンプ阻害剤)や消化管運動機能改善薬を予想される原因に応じて処方します。
潰瘍は胃の粘膜の下にある筋層まで傷つく状態です。胃潰瘍には、急性胃潰瘍と慢性胃潰瘍があります。急性胃潰瘍は、浅い不整形の潰瘍やびらんが多発し、慢性胃潰瘍は、円形で単発する傾向があります。ほとんどは早期に治りますが、再発を繰り返すこともあります。40~50歳代に多く発症します。
症状
食後少し時間が経過すると心窩部(しんかぶ)痛(みぞおちの痛み)、背中の痛みが起こることもあります。
原因
胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるために起こります。胃粘膜を守る働き(表面上皮と粘液)と胃粘膜を攻撃する力(胃液中の胃酸やペプシン)のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。
また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)が発見されています。
診断
胃カメラ(内視鏡検査)
治療
胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を修復する薬剤により治療します。
ピロリ菌に感染している場合には、「ピロリ菌の除菌療法」により再発率を減らすことができます。
好酸球性食道炎とは 好酸球というアレルギー反応に関与する白血球が、食道にたくさん集まって慢性的な炎症を生じさせる病気です。 炎症が持続することによって食道の動きが悪くなり、食事が通りにくくなったり、つかえる感じや胸やけ、胸の痛みなどの症状を生じます。
診断
症状から上記疾患を疑い、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で食道から組織を採取(生検)して、病理検査(顕微鏡)で診断します。
治療
胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)
喘息で用いられるステロイド吸入薬を、飲み込んで食道に付着させる、局所ステロイド治療
好酸球性食道炎は一定の重症度を示し、内視鏡組織検査で好酸球の集積が認められた患者さんについて、医療費助成の制度が適応されます。
胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。胃の内容物の逆流を防ぐ「下部食道括約筋」が弱くなったり、胃酸の過剰分泌が起こったりすることで起こりやすくなります。
胸焼けや喉の違和感、げっぷ、呑酸(どんさん)などの症状が引き起こされます。
上記の症状のある方は、胃カメラ(内視鏡検査)を受けることをお勧めします。当院では苦痛の少ない、経鼻内視鏡(鼻カメラ)で検査を受けることができます。
治療
内服による治療と生活習慣の改善による内服薬の減量、中止できるよう指導します。
生活習慣の改善
食べ過ぎ、早食いをさける(よくかんで食べましょう)
高脂肪食、アルコール、炭酸飲料、喫煙を控える
食後2〜3時間は横にならない
夜間に逆流症状が出る人は、頭を高くして寝ましょう(枕を高くする)
肥満の方は体重を減らす
おなかをベルトや服で締め付けすぎない
長時間の前屈みの姿勢はできるだけ避ける
内服
胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬等)や胃の運動を改善する薬等の併用
インスリンの作用不足により高血糖が慢性的に続く状態です。網膜症・腎症・神経障害の三大合併症のリスクが高まります。また、動脈硬化が進行することで、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な疾患を引き起こすリスクが高くなります。
原因
糖尿病は「Ⅰ型糖尿病」と「Ⅱ型糖尿病」に分かれています。Ⅰ型糖尿病は、感染症や膵臓疾患、遺伝などによって膵臓のβ細胞が障害されることで、インスリンの分泌ができなくなる疾患です。
Ⅱ型糖尿病は、食習慣の乱れや運動不足、遺伝などによって、インスリンの分泌が不十分になったり上手く機能しなくなったりすることで起こります。
症状
口渇、多飲、多尿、頻尿、倦怠感、疲労感、体重減少、手足のしびれ・痛み・乾燥
易感染性(感染症にかかりやすい)等
治療法
「Ⅰ型糖尿病」ではインスリン注射が必要ですが、「Ⅱ型糖尿病」の初期段階では、まずは食事療法と運動療法を行い血糖値のコントロールを行います。それでも血糖値が安定しない場合には、薬物療法(経口血糖降下薬・インスリン注射)を行います。
メタボリックシンドロームとは、ウエストの周りに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」に加えて、高血圧と血糖値の異常、脂質値の異常が2つ以上当てはまっている状態です。
ウエストのサイズが男性85cm以上、女性で90cm以上あり、かつ以下のうち2項目当てはまっていると、メタボリックシンドロームと診断されます。
血圧
最高血圧:130mmHg以上 最低血圧:85mmHg
血糖値
空腹時血糖:110mg/dL以上
脂質値
中性脂肪(トリグリセライド):150mg/dL以上
HDL(善玉)コレステロール:40mg/dL未満
原因
食べ過ぎや飲み過ぎによるカロリー過多や運動不足、生活習慣の乱れといわれています。
症状
自覚症状に乏しいのですが、放置すると動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な疾患を引き起こす恐れがあります。
治療
メタボの改善・予防には 1に運動2に食事、しっかり禁煙、最後に薬物治療です。
毎日の生活で運 動を習慣化するとよいです。 ウォークング歩数の目標は1日8000~10000歩と言われてい ます。
高尿酸血症とは、血液中の尿酸の値が上がる疾患です。血液中の尿酸が7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。
「痛風発作」の原因となります。
原因
主な原因は、プリン体の過剰摂取です。
プリン体は、レバーなどの内臓系、脂身の少ない肉類、ビールなどの酒類に多く含まれています。
症状
高尿酸血症のみでは症状はありませんが、尿酸が結晶化し関節に蓄積すると炎症が起こり痛風発作という関節の腫れと激痛が出ます。
また、尿路結石の原因にもなります。
治療
主に生活習慣の改善です。
まずはアルコールと、プリン体の摂取量を減らします。また肥満の方は体重を減らすだけで尿酸値が正常化することがあります。
一度でも痛風発作を起こしたことがある方には、尿酸の合成を阻害する薬や、尿酸の排泄を促す薬などを処方します。
「LDL(悪玉)コレステロール」「中性脂肪(トリグリセライド)」などの血液中の脂質が異常高値を示す状態です。 放置すれば、動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な疾患を引き起こすリスクが高くなります。
■LDL(悪玉)コレステロール
140㎎/dl以上
■HDL(善玉)コレステロール
40㎎/dl未満
■中性脂肪(トリグリセライド)
150㎎/dl以上
原因
脂肪分の多い食事内容、運動不足、アルコール、喫煙などが挙げられます。
症状
脂質異常症そのものが原因で自覚症状が現れることはほとんどありません。
治療
毎日の食事内容を改善して、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)を減らすよう指導を行います。
食生活だけでなく、積極的な運動、減量、禁煙なども治療に取り入れます。
こうした生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合には、薬物療法を行います。