院長も大好きなお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんが脳梗塞と診断され、入院治療・休養に入られたというニュースが大きな話題となりました。幸い大事には至らず、現在はリハビリに励まれているとのことですが、テレビで毎日のように見かける元気な方でも、突然襲われる可能性があるのが「脳梗塞」の恐ろしさです。
脳梗塞は、脳の血管が詰まって血液が流れなくなり酸素や栄養が不足して脳細胞が壊死(えし)してしまう病気です。麻痺や言語障害などの重い後遺症が残ることがあります。しかし、脳梗塞は「生活習慣の改善」で発症リスクを大幅に下げられる病気でもあります。今回は、その原因と今日からできる対策を分かりやすく解説します。
脳梗塞を引き起こす主な原因
脳梗塞を引き起こす主な原因は、血管の老化(動脈硬化)と心臓の病気です。報道によると、伊達さんも過去に医師から「高血圧」について警告を受けていたとされています。
生活習慣病の放置:高血圧・糖尿病・脂質異常症と診断されている方は注意が必要です。血管の壁が傷ついたり狭くなったりして、詰まりやすい状態をつくります。また、激しいいびきや日中の眠気を伴う睡眠時無呼吸症候群も、夜間の低酸素状態や血圧上昇を引き起こし、脳梗塞の重大なリスク因子となります。
不整脈(心房細動):心臓の中にできた血の塊(血栓)が、血流に乗って脳の血管を詰まらせるリスクがあります。
日常生活の乱れ:多忙による過労や睡眠不足、喫煙、過度な飲酒、運動不足、そして「脱水(水分不足)」が、血栓を作る引き金になります。
今日からできる!脳梗塞を防ぐ「4つの生活習慣」
こまめな水分補給:「朝起きたとき」「入浴前後」「寝る前」にコップ1杯の水を飲む習慣をつけましょう。
減塩とバランスの良い食事:1日の塩分は男性7.5g未満、女性6.5g未満(高血圧の方は6g未満)を目指します。野菜や果物(カリウムが塩分を排出)、青魚(EPA・DHAが血液をサラサラに)を意識して摂りましょう。
軽い運動の継続:1日30分程度のウォーキングなど、うっすら汗をかく程度の有酸素運動を週に数回行うのが効果的です。
禁煙と節酒
早めの検診・検査でリスクをチェック!
予防の第一歩は、ご自身の「血圧」「血糖値」「コレステロール値」を正しく把握することです。また、当院では首の太い血管の詰まり具合や硬さを超音波で手軽に調べる頸動脈エコー検査も実施しております。痛みがなく短時間で動脈硬化の進行度をチェックできるため、脳梗塞の早期予防に非常に有効です。
「最近、健康診断を受けていないな」「血圧が高めだけど放置している」「いびきや睡眠時の無呼吸が気になる」という方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。